-- 307SWの笑えるところ --


 この車には輸入車ならではの特徴があります。それはベースが左ハンドルであること、国産車との設計思想の違いなど理由はさまざまです。
 それを個性ととるかNGととるか、又は味があるととるかは個人によって様々でしょう。
 当然良くないと思う部分もありますが、わたしにとっては何れも愛車のカワイイ部分です。
 そんな特徴のある部分を集めてみました。
 
 DIYで対策を施したものは、項目ごとにDIYコーナにLINKしています。
photo解説

■間に合わせ右ハンドル■
 
 左ハンドル設計のPEUGEOTを右ハンドルに構造変更する際、最低限のパーツに限定しているようです。
 変更されるのはハンドルのついているユニット、ドアについているパワーウインドーとドアミラーのスイッチ、メーターパネルです。
 ハンドルのついたユニットをそのまま右に持ってくるのは他メーカも同じです。その為ウインカーレバーは左側になってしまいます。 その場合、交差点手前でシフトダウンとウインカー操作が同時に行えなくなります。(だから左ハンドルの国の車はウインカーレバーが左なのでしょうね)
 さて、ここからが本題、上記の部分以外が左ハンドル仕様のままだとどんなことが起こるのでしょうか?
 サイドブレーキがセンターコンソールをまたいだ助手席側です。これはあまり気になりません。
 ATシフトゲートが左席用です。P,R,N,Dのレンジ表示が左側にあるので運転中はシフトノブが邪魔で見えません。 普段はメーターパネル内のレンジ表示を見るので良しとしましょう。 しかし、シフトレバーの動きが左ハンドル用だとマニュアルモードにした時にレバーが運転席から遠くに行ってしまいます。 手が届く範囲なので操作がし難いことはありませんが。
 もちろんシフトゲート上にあるスノーモードとスポーツモードのスイッチも左側にあります。
 その他、集中ドアロックスイッチがやや助手席側、グローブボックスを開けると左半分がヒューズボックスで占領されている(左ハンドルなら運転席左下となる部分)などがあります。 オーディオのボリュームが助手席側なのは好都合です。その対称位置にあるマルチファンクションディスプレイの操作スイッチが運転席側となるからです。ボリューム調整はステアリング下のリモコンで手元操作が可能なので問題ありません。
 一番笑えたのは、ボンネットのオープナー。ショールームにある展示車の運転席下を探していると「助手席の下の奥にあります」と言われてしまいました。
 

■ワイパー■
 
 左ハンドル用のまま変更されていません。その為、写真の赤く網掛けした範囲の水滴をふき取ることができないのです。このことは以前にCG誌で読んだ記憶があります。
 対策としてワイパーなしでも水滴を流してくれるガラスコート剤を塗りました。実際にはそれが気になるような大雨にはまだ遭遇していません。 住んでいるところが雨の少ない瀬戸内ですし。
 PEUGEOTは車種を問わず右ハンドル車でもワイパーの変更はしていないようです。 307は両端にワイパーアームの支点があるのでそれほど気になりません。これが206だと支点が車体左側と中央にあるので、もっと笑える仕様になってます。
 
 ☆DIYで対策☆ → 運転席側ワイパーの拭き残し解消

■左側ドアミラー■
 
 右側運転席に合わせてドアミラーを調整すると、写真のようにミラーがケースからはみ出します。始めはこれも左ハンドル仕様のままなのだと思っていました。
 ドレスアップではよくあるのですが、右ハンドルの国産車に輸出用ミラーを取り付けると左右のドアミラーの開く角度が逆になりミラーがケースからはみ出します。
 しかし307の右側ドアミラーは、ミラーがはみ出すことはありません。ミラー自体も死角を減らす為、一部広角ミラーになっており明らかに右ハンドル仕様です。
 カタログをみているとエアバックの動作説明の写真で欧州仕様車を真上から見たものがありました。その写真では左右のドアミラーは同じ角度をしています。
 どうやらPEUGEOTではハンドルの左右を問わず、ドアミラーの開く角度を左右同じにしているようです。
 デザイン上はその方が私好みなので、これは◎です。
 

■ドアのアンロック■
 
 ドアロックは車が一定速度以上になるとロックされるアクティブドアロックとインパネ左側にある集中ドアロックスイッチで行います。 ここまでは一般的な動作、問題はアンロックです。ドアの内側にはロックピンもロックスイッチもありません。車内からは無条件でドアが開いてしまうのです。しかも、どこか1箇所のドアを開ければ全てのドアロックが解除されます。
 一番戸惑ったのが集中ドアロックスイッチのランプで、ロック状態で赤く光ります。 国際的にも赤は危険や警告を示す色なのでアンロック時に赤とするべきでしょう。 車が走り出してドアロックの音がした後、赤ランプが点灯したのでアンロックになってしまったのだと思いました。
 このドアロックシステムだと大人ばかりで使用する場合は便利ですが、子供のいる家庭では走行中に誤って子供がドアを開けてしまう可能性があります。
 後席のドアにはチャイルドロック機能があるのですが大人を乗せる時などは不便です。小さな子供は3列目に乗せるのがよいでしょう。
 このことは購入前にかなり悩みました。でも、子供がドアノブを引くと危険だと理解できるようになるまで親が気を付ければ良いことですね。
 PEUGEOTのドアロックに対する考え方は、信号待ちなどで侵入者から身を守る為というものです。これもお国柄というものでしょうか。ある意味ユーロ?
 ちなみに、購入後にある実験をしました。アクティブドアロック機能を設定した状態で走行中にドアを開けてみました。見事にドアロックが解除されました(笑)
 

■フューエルリッド■
 
 PEUGEOTのタンクキャップはカギを使ってあけます。 カバーにはロックが無く指をかけて開くことができます。次に中にあるタンクキャップにカギを差込んで開けます。
 これはガソリン泥棒の多い国ゆえのセキュリティーなのでしょう。日本車の場合だとバール1本でやられてしまいます。
 給油中はカギがキャップから外れないので、そのままの状態でカバー内側のツメに引っ掛けておきます。これならフタを閉め忘れてエンジンをかけることはありません。
 ただ、給油作業の際にカギやキーホルダーが汚れる可能性があります。キーホルダーは少々汚れを覚悟したものにするほうがよいでしょう。 セルフ給油でないGSでは手が綺麗そうな人にカギを渡しましょう(笑)
 

■コンピューター■
 
 あるひエンジンルーム内のヒューズボックを開けてビックリ、なんとそこにはコンピュータが。
 今までの私の常識では、こいつはグローブボックスの裏あたりにある物でした。少なくとも車内に置くものでしょう。 カバーはあるものの、室内に比べると水害を受けやすい箇所です。
 そういえば、この車はナビに使う車速センサーの配線をエンジンルームから取るという記事を読んだことがあります。 そういうことだったんですね。
 
 その後の確認で、このコンピュータはエンジンECUだと分かりました。
 メインのコンピュータはヒューズボックと一体で車内にあるそうです。
 さらに、オートマチックECUもエンジンルームにあることがわかりました。バッテリーの奥にあるそうです。

■ドアを開けるとハザードがフラッシュ?■
 
 エンジンを停めて車から降りるときにハザードが激しく点滅するとがあります。動作不良かとおもいBLで調べてもらったところ意外な答えが。 「ドアをゆっくり開けるとハザードが点滅してしまいます」
 この車はリモコンによるアンロック時のアンサーバックとしてハザードを激しく点滅させるようになっています。 ドアロック状態で車内からドアを開けるときもドアロックが解除される為、車はリモコンでアンロックになったのだと判断するようです。
 車内ドアノブからのアンロックであるか、リモコンからのアンロックであるかを車側が見分けるのはアンロックと同時にドアが開いたか否かという判断。 その為、車内からのアンロックでもドアノブをゆっくり引いてガシャ!とアクチュエータが動いた音がした時、ドアがほとんど開いていない状態であると、車は「ドアは開いていない」と早とちりしてハザードで激しくアンサーバックを行うのです。
 なんともお粗末な回路設計ですね。
 

■雨滴感知式オートワイパー■
 
 写真は307SWのカタログの一部です。安全装備などをアピールしているページに雨滴感知式オートワイパーが記載されています。
 購入前は「無くても良いけどあると面白いかも」と思っていました。営業のかたから「突然動きだすんで笑いますよ」と聞いていたので納車後は雨が降る日を待ち望んでいました。
 ところが、どれだけ雨が降ってもワイパーは動き出しません。一度手動で動かすと、その後は雨の量に応じて速さが変化します。しかし一度エンジンを切ると、また手動で動かすまで反応してくれません。
 動作不良なのだと思い、BLで点検してもらいました。ところがBLの回答はこれが正常な状態という説明でした。このワイパーはエンジン始動後、手動でレバーを引き下げると1回ワイパーが動作してAUTOに設定されます。その後エンジンを切るとキャンセルされます。
 結局始めのワンショットは手動で行い、後はエンジンを切るまでの間、AUTOということ。これってオートワイパーっていうんでしょうか?しかもカタログでアピールするほどの装備?っていうか毎回手動でスイッチを入れるならオートワイパーの意味ないし、何のために付けた機能なんでしょうか?ひょっとしたらフランスでは喜ばれる機能?
 
☆★☆★ 307SWオートワイパーの正しい使い方 ☆★☆★
 「なんか雨が降りそうやなぁ〜」とおもったらワイパーレバーを一度だけ下に押し下げます。 するとワイパーが一回動作して停まります。 この時、乾いた状態のワイパーとフロントガラスの間に溜まった砂や埃などを気にしてはいけません。 また、砂や埃が広がってフロントガラスが汚れても気にしてはいけません。 そして雨が降ってきたとき、オートワイパーが突然動き出しますので笑いましょう。 一度エンジンを切った際は、もういちどワイパーを動かします。このとき「めんどくさい」とか「意味無いやん」と思ってはいけません。
 

■サイドマーカーユニット■
 
 ある日、サイドマーカーから覗くオレンジ球をシルバーバルブに替えたくて、サイドマーカを外してみました。
 ところが、どう見てもバルブを取り出す方法が分りません。まさかと思い、取説を読み直してみると「コネクタを外してユニットを交換します」と。
 なんと、玉切れしたらユニットごと交換するというものだったのです。
 レンズとソケットを分けるよりも単価が安いから?めったに玉切れしないという割り切り?もし玉切れした時は、玉切れと無縁のLEDサイドマーカーに交換した方が懸命かもしれませんね。
 写真はそのユニット部分、プジョーとシトロエンのマークが並んで刻印されています。
 
 ☆DIYで対策☆ → 純正サイドマーカのLED化

■マフラーエンドとリアバンパーのアーチ■
 
 写真を見て違和感を感じませんか?マフラーエンドと、それを避ける為のリアバンパーのアーチ、完全にずれています。
 マフラーは写真の状態で正常取り付けです。マフラーエンドもちゃんと下を向いています。リアバンパーとマフラーの干渉はありませんが、ずれているならアーチは無意味です。 
 設計者のミスなのか、途中でマフラーが変更となったのか、理由は分りません。
 このネタは、同じMC後307SWにお乗りのモン太さんから頂きました。

■古いライオンマーク?■
 
 車のあちこちに自動車メーカのエンブレムがある、それは市販車であれば一般的なこと。パーツが純正品であることの証ですね。
 307SWもあちこちにライオンマークが見られます。ところがこのライオン、よく見ると一昔前のライオンマークなんです。  
 パーツはもちろん307の開発に際して新規に制作された形状、古い車種からの流用という訳ではありません。
 パーツを製作しているメーカが古い型しか持っていないんでしょうか?
 写真は左がトノカバーのラベル、右がフロントガラスに入っているエンブレムです。このほかにもガソリンタンクのフタの裏など、あちこちに古いライオンさんがおられます。
 

■つらら?■
 
 サイドステップの下をのぞいたところです。アンダーコートを塗布した際に、吹きつけ過ぎたものがたれてツララになったのだと思います。
 この状態でメーカの出荷チェックをパスしてしまうところがラテン車らしいですね。このツララは私のSWの個性として折らずに大切においておきます。
 

■作業員のいたずらか?■
 
 ボンネットの裏には、ボディーとのクッションとしてゴム足が4個付いています。そのうちの1個に樹脂製の何かが付いていました。
 1個だけに余計なものが付いているのか、3個の付け忘れなのか?ディーラで聞いてみると、通常は付いていないものだそうです。
 よく見ると、タイヤハウスのインナーの固定などに使われるクリップでした。プジョーの製造工場の作業員がいたずらで付けたのでしょうか?
 それにしても、よくピッタリサイズを見つけたものですね。いやっ、ちゃんと検査してから出荷してほしいものです(笑)
 このままだとボディーを傷付ける可能性があるので、クリップは取り外しました。
 (写真左がクリップの付いたゴム足、写真右が通常のゴム足)
 

■危険なプラス端子■
 
 エンジンルーム内にあるヒューズボックスのフタをあけたところの写真です。
 大きなスタッドに太い電線がナット止めされています。むき出しで大きな端子ということで、最初はアースだと思っていました。
 ところが線をたどって行くとバッテリーのプラス端子に直結されており、その間にヒューズらしきものはありません。テスターで計ると+12Vの端子でした。
 
 ヒューズを交換する際に、この端子に触れたり、誤って工具を落とすと大変なことになります。
 このままでは危険ですね。せめて、端子キャップを付けてほしいところです。

■車内に見える中途半端なボディー色■
 
 内装にボディー色が中途半端に見えています。運転中にAピラーの根元の部分がとても気になります。(写真は助手席側のAピラー)
 デザインして見せてくれるなら良いのですが、これでは「はみ出している」といった感じですね。
 せっかくのキレイな内装なのに、中途半端に見えているボディー色が邪魔をしています。。。
 
 ☆DIYで対策☆ → 内装のボディー色ブラックアウト

■タコメータの目盛りはピッチ83.333… ■
 
 タコメーターは1000回転ごとに数字があります。
 よくかぞえてみると1000回転の間の目盛は12分割。
 一目盛は、1000/12=83.333…
 理由は分かりません。12分割がキレイに見えたのでしょうか?
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