-- 取説にない取説 --307SWの取扱説明書に記載されていない取扱説明です。自車で気が付いたこと、BLで聞いたことなどを記載しています。 説明の対象は2006年2月納車の307SWと付属されていた説明書であり、その後の仕様変更、取説改定などにより変更されている場合もあります。尚、このコーナに記載されている事項の閲覧は、あくまで自己責任でお願い致します。 ■My Blue SW topページへ■ |
項 目 | |
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AT操作 |
![]() ■シフトロック■ シフトレバーがPの位置にある状態でブレーキペダルを60秒以上踏み続けると、シフトロックがかかりレバーがPの位置から動かなくなります。 ロックを解除するにはブレーキペダルがから一度足を離し、ペダルを踏みなおします。 (BLに確認済み) ■学習機能付きATの概要■ ドライバーが操作するアクセルとブレーキの踏み方について、過去数分間の操作を元に6パターンのプログラムが自動的に選択されます。 プログラムは、平地でのエコドライブ向けのパターン、スポーツドライブ向けのパターン、その中間のパターンの3種があり、さらに、登り坂、下り坂などの条件によりパターン変化します。 例えば、アクセルを強く踏み込むとスポーツドライブと判断されシフトアップが遅めにになります。アクセルを軽く踏んで運転するとシフトアップも早めになり低燃費運転向けのパターンとなります。 (詳細は→http://meganiste.com/archives/2006/03/30/20060330_223342.shtml) ■リバース時の注意■ シフトレバーをRに入れるとバックソナーが働きますが、このときマルチファンクションディスプレーおよびオーディオ操作が出来なくなります。 これらはバックソナー機能が優先される為であり、例えば、バックしながらオーディオリモコンでボリュームを下げるなどの操作は出来ません。 ■マニュアルモードでの2速発進■ 停止時に2速にシフトアップしてから発進(2速発進)した場合、車側が自動で行うシフトダウンは2速までしかさがらなくなります。 滑りやすい路面などで2速発進を行った場合、停止−発進を繰り返す毎に、発進前に2速にシフトアップする手間を省いてくれます。 マニュアルモードでのスノーモードとして使えます。(マニュアルモードではスノーモードスイッチは無効となります) このモードは手動で1速にシフトダウンすると解除され、車が行うシフトダウンでも1速までさがるようになります。 (この情報は、MC後307SWにお乗りのモン太さんから頂きました) ■フューエルカットについて(アクセルOFFの時、燃料カットとなる条件は?)■ フューエルカットの開始は、走行状態からアクセルをOFF(アクセルペダルアイドルスイッチON)より開始され、 リカバリー領域(燃料カット状態から燃料噴射状態への変更地点)の約1000〜1200rpmに至るまで継続します。 (ただし水温や車速で変化する) このリカバリー領域はエンジン制御コンピューターで決定されますが、ソフトウェアーの種類によって若干の差異があります。 どの場合も排出ガス規制に沿った形で、車両のタイプ等によって違いがありますが、概ね規定アイドリング回転数に対して 約500rpmほど高めの位置で開始されます。 高めの回転域で実施される理由としては、フューエルカット状態のエンジンにおいてエンジン回転が低下していく場合、 慣性力(止めても下がっていこうとする力)が影響して制御を上回って低下してしまうのを防ぐ為です。 (この記述は、プジョーインフォメーションセンターからの回答を元にしたものです) ■ロックアップ制御について(回転数が下がりロックアップが外れる条件は?)■ AL4型オートマチックトランスミッションは2速からロックアップの制御を行っています。 ロックアップ制御はOFF−ON(0−100%)と言う制御ではなく、OFF−ON%(0〜100を無段階)で行っています。 ロックアップの解除はロックアップ状態の車速やアクセル開度、エンジン回転数や水温、油温等様々な要素を処理して実施しているので、 一概に何回転と言うような数値データはございません。 (この記述は、プジョーインフォメーションセンターからの回答を元にしたものです) |
スピードメータ |
![]() ![]() ■スピードメータの赤メモリと奇数表示■ スピードメータの50、90、130のメモリが赤くなっています。これは欧州での制限速度を表示したものです。 フランスを始めとする欧州各国(一部を除く)の制限速度は下記の3種類です。 欧州では道路での制限速度表示は少なくドライバーは自分で制限速度を覚えておく必要があります。 そのため制限速度をメータ上に赤メモリで表示しています。 市街地:50km/h 市外一般道路:90km/h 高速道路:130km/h 制限速度に合わせた数字をメータに表示しているため、二桁目は奇数になっています。日本では二桁目は偶数が一般的なので違和感を感じる方もおられるようです。 この情報は407SWにお乗りのうめきんさんから頂きました。 制限速度標識の写真は307SWにお乗りのフランスのお隣さんから頂きました。 |
キーリモコン |
![]() ■イグニッションON状態での施錠■ イグニッションをONにした状態ではキーリモコンは使用できません。エンジンをかけたまま車外から施錠したい場合は、別のキーを鍵穴に差し込んで手動で施錠します。 |
オートワイパー |
■オートワイパー(説明書の誤り)■ 下の取説抜粋のワイパーレバーの説明について、赤色下線部は”I間欠動作”、青色下線部は”停止/AUTO”が正解です。 (BLに確認済み) ![]() ■オートワイパーの解除■ オートワイパーを設定後、オートワイパーを解除するには、レバーを一度”I”の位置に入れた後、”0”の位置に戻します。 ワイパーは手動操作位置が優先されるのでオートワイパーは解除となります。 (BLに確認済み) |
オーディオリモコン |
■オーディオリモコンのソーススイッチ■ 下図Dのソーススイッチについての注意です。シフトレバーをRに入れてマルチファンクションディスプレーにバックセンサーの表示がでた後、 ソーススイッチの最初の操作は無効になります(2度押しが必要になる)。これはエンジン始動後1回のみ発生します。 シフトレバーがRの状態ではオーディオリモコンは操作できませんので(上記AT操作の項目を参照)他のギアに移動した後に、この現象が起きます。 (BLに確認済み) ![]() |
電装品の接続 |
■常時電源とアクセサリー電源■ ETCなどの取り付けに必要な、常時電源とACCについての資料です。 画像をクリックするとPDFが開きます。 ■オーディオの接続■ オーディオやナビゲーションを接続する際の、イルミネーション、パーキングブレーキ感知、リバース感知などの接続例です。 画像をクリックするとPDFが開きます。 ■バッテリーの解線・接続時の注意■ 電装品取り付けのなどで、バッテリーの配線を解線・接続する際は下記手順で行います。 これは、コンピュータへの影響を考慮したものです。 @解線手順 ボンネットを開けた状態にして車のドアをしめます。ルームランプやメータパネルのランプが全て消えてから4分待ちます。 その間はドアの開閉など、車のセンサーが働くことは一切行わないようにします。 ボンネットを開けるレバーを引くためにはドアを開ける必要があるので、必ず4分を数える前に開けておきましょう。 4分経過したらバッテリーのマイナス端子を外します。 エアバックを外す作業を行う場合は、バッテリー端子を外した後、さらに10分経過してから行います。 A接続手順 車のドアを全て閉めた状態にして、バッテリー端子に配線を接続します。 +、−端子とも外した場合は+端子、−端子の順に接続します。 配線接続後、4分間待ちます。その間はドアの開閉など、車のセンサーが働くことは一切行わないようにします。 4分が経過したら、キーをさしてイグニッションをONにして1分経過を待ちます。 エンジンはかけずに待ちます。 |
外形寸法 |
■トレッド幅(説明書の誤り)■ トレッド幅について、取扱説明書では前後とも1490mmとありますが、カタログおよびメーカサイト諸元表では前1490mm、後ろ1510mmとあります。 これは2005年9月作成の取扱説明書の数値が誤っているもので、前1490mm、後ろ1510mmが正しい数値です。 2006年9月に作成された取扱説明書では数値が訂正されているそうです。 (PJに確認済み) ![]() |
車載工具 |
■センタリングツールの使い方■ スペアタイヤの中のホルダーにセンタリングツールといわれる棒があります。 ホイールを付ける前にハブ側のネジに付けておくと、ホイールをハブリングにはめる作業が楽になります。 ホイールをハブにはめた後、ボルト3本を挿入します。センタリングツールを抜いて残り1本のボルトと入れ替えます。 (取説をみただけでは何に使うものなのかが分からなかったので掲載しました) ![]() ![]() ![]() ■盗難防止ボルト■ 取説の中に次のような注意が記載さています。 ●盗難防止ボルトの専用ソケットをしようするときは丁寧に扱ってください。急激な力を加えたり、乱暴にレンチを回すと、ピンを破損することがあります。 勘合部は写真のように丸い形状をしています。ピンの破損というよりは、勘合部をナメてしまう可能性があり注意が必要です!! ![]() |
塗装色 |
■カラーコード■ ![]() 取説によると、カラーコードは運転席のドアを開けたところに表示されていることになっています。 左の写真で赤く囲った部分がカラーコードの表記です。 これに対し、日本国内で扱われているカラーコードは日本塗料工業会(JPMA)より発行のオートペイントカラーズに記載の記号です。 修正塗装や特注色のカラーオーダを行う場合、車両ラベルの記号では該当色がないので注意が必要です。 (プジョー車の色見本の一例はこちら) たとえば、Holtsカラー調色システムなどでオーダする場合は、車両ラベルに記載のコードでは該当無しと判断されます。 エーゲブルーの場合、HoltsカラーMINI-MIXの調色機では「MF」で登録されていました。 但し、2009年9月時点でHoltsカラー調色システムのWEBサイトのデータには未登録です。 MINI-MIX設置店の調色機で直接登録データを確認もらわなければヒットしません。 ![]() カラーコードについて、エーゲブルーの例では下記の通り表現が異なります。 ・KMFD :車両のラベル表記 ・M03F :正規ディーラのタッチペンカラーコード ・3F(MF):日本塗料工業会オートペイントカラーズの記号で「3F」または「MF」 ■フランス本国でのカラーラインナップ■ 本件は取扱説明書とは関係ありませんが、余談として載せておきます。 フランスでは、日本で売られていない色の307SWが走っています。 下の画像はそのカラーサンプルと名称です。日本での名称は、これをもとに日本人が覚えやすい名前に変えてあるようです。 ところが、エーゲーブルーだけは名前がぜんぜんちがいます。キレイな海を表現したものですが、日本ではrecife(ブラジルの港町) よりもエーゲ海の方が青をイメージし易かったのでしょう。 もしフランスで「何色のPEUGEOTに乗っているの?」と聞かれてもエーゲーブルーでは通じません(笑) (画像をクリックすると拡大します。No.12のカラーサンプルが写っていません。モンテクリストの方ごめんなさい!) |
室内装置の使い方 |
![]() ■ラゲッジカバーの収納■ 欧州版の取説には、ラゲッジカバー(トノカバー)をラゲッジルーム最後尾に収納できることが記載されています。 ところが、日本の取説には記載されていません。 収納といっても、そのスペースに入るといった程度で、キレイに収まるわけではありません。 写真はオランダ語版の取説の絵です。ラゲッジカバーが両側のネットの近くに入るという事が書かれています。 |