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まずはバルブとソケットの接触部分を磨くことにしました。 リアコンビの外し方は取説に記載されているので、ここでの説明は割愛します。 工具レスで簡単に外すことができますが、バルブソケットをリアコンビから外す際、ツメが硬いので、手を怪我しないように気をつけましょう。 |
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ソケットとバルブの接触面を研磨し、接点復活剤を塗りました。 バルブを取り付ける際は、端子部分にコンタクトグリスまで塗りました。 ところが、上記のエラーや症状は解消されませんでした。 この作業の際に気がついたことがありました。 車体からのハーネスを接続するコネクタに黒サビの粉のようなものが着いていました。 よく見ると、アースとなる端子が黒くなっており、他の端子よりもあきらかに曲がっていました。 |
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ハーネスやコネクタも怪しいとおもい、リアコンビのケースを外した状態で、ソケットをハーネスに接続してみました。 それが左の写真の状態です。この状態で、各部のランプを光らせてみました。 すると、テールランプが暗くなる症状とハイフラが発生しました。 バルブを動かしてみても症状はからわず、バルブの接触不良が原因では無いことが分かりました。 そのままの状態で、車体ハーネス側のコネクタを触ってみると、テールランプが明るくなったり、ハイフラが治ったりと変化がありました。 どうやら、コネクタの接触不良があり、接続部分が高抵抗になっているようです。 |
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車体側のコネクタを良く見ると、アースとなる部分からサビが出ており、コンタクトピンのまわりが溶けています。 コネクタのハウジングが溶けたことで、コンタクトも歪んだ状態になっていました。 おそらく、水の浸入が原因でサビが発生し、コネクタが高抵抗となり、発熱した結果ハウジングを溶かしたようです。 ハウジングが溶けたことで、コンタクトが歪みサビで高抵抗となったコンタクトどうしの接触面がさらに減っていったようです。 |
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ハウジングのカバーを外してみると、アース部分のコンタクト回りが溶けているのが分かります。 写真で上側になっている面に、コンタクトが盛り上がった状態になっていました。 |
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歪んだコンタクトピンは上から押し戻しました。 溶けてしまったハウジングの代わりに、何かでコンタクトを押さえ込む必要があります。 インシュロックがちょうどよい厚みであった為、それを短く切って溶け部分の代わりに挟むことに。 写真のようにインシュロックの切れ端を乗せて、ビニールテープで押さえたあと、カバーをしめました。 サビていたコンタクトは、接点復活剤でサビを落としました。 元通りに組み立てたあとランプをチェックして、エンジンをかけなおすとエラーは解消されました。 その後、ハイフラなどの不具合も発生していません。 最初に書いた症状が発生した場合は、車両側から出ているハーネスのコネクタに、サビが発生しているかもしれません。 今後、バルブ切れなどでコネクタを外す際は、コネクタのサビがさびていないか、必ずチェックするようにします。 |
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バルブ関するエラーはポップアップされないため、LOGを覗かなければ分かりません。 エラーが出ても、該当のランプを光らせるとエラーは消えます。 バルブ切れのチェックは、エンジンをかけたあとにバルブが光らない程度の微小電力を流しているようです。 コンタクトなどがサビて抵抗値が高くなっている場合は、バルブ切れと誤認するのだと思います。 その後、スイッチ操作やブレーキ操作でバルブが光る際に、定格電圧がかかり、わずかなサビであれば絶縁破壊を起こして通電するのではないしょうか。 その結果、エラーが出ているもののランプが光っているという状況が発生するのだと思います。 |